2008年11月15日 (土)

遠くの鴨と川原猫、生きものいろいろ(2008年10月25日)

10月25日(土) 曇のち時々雨 最高気温20℃

天気が悪く肌寒い、明日の清掃場所の確認を兼ねて、ヨシ原を見てまわりました。

カワウの大群が上流目指して飛んで行き、川面はがらんとして、サギ類と鴨が散らばっていました。

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沖のほうの黒い横一列の点々は

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遠くてわかりにくいのですが、ホシハジロの群れにボサボサ頭のウミアイサが2羽混じっていました。潮目に沿って並んでいます。

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川原猫が昼寝をしていました。

花が咲いた竹を刈って整理した場所です。

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あしたはこのゴミも回収します。昼寝の場所がなくなるかな。

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ナガコガネグモ、ヨシの種子が網にくっついています。

なんかへんと思ったら、脚が一本足りません。

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水が動いたので気が付きました、ソトオリガイでした。この貝はこんな場所で生活してたんだ。

これまで、水に浮いて漂っているソトオリガイしか見たことがありませんでした。

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水中のアシハラガニ。このカニは水陸両用ですね。

ヨシ原にいるときは、すぐ逃げますが、水中ではあまり逃げないようです。

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シオマネキ見るとつい写真とってしまいます。

シオマネキやハクセンシオマネキは、いつでも陸ですね。

水が嫌いなのか、巣穴が冠水するときは穴に閉じこもっているし。

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チゴガニ、正面のカニは片方のハサミが小さいようです。ハサミを落としたことがあるのでしょう。

 

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2008年11月 8日 (土)

夕方のカニたち(2008年10月11日)

10月11日、夕方のハクセンシオマネキの生態を観察しました。

ハクセンシオマネキは昼行性で、夜間は入り口を閉じた巣穴に留まる、干潟冠水時も巣穴内に留まるそうです。

この日の満潮は午後8時ごろです。午後4時半ごろから巣穴を閉じる行動を観察しました。

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16:54 オスのハクセンシオマネキが巣穴へ入ります。周囲の砂を集めて持って行きます。

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巣穴の周囲の砂を 中から集めています。

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もう少しです。

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17:13 穴が閉じられました。

こちらは、メスの巣穴です。 

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17:00 私が近くにいるので、メスは巣穴に入れないのでしょうか、少し遠ざかり様子を見ることにします。

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17:03 メスが帰ってきました。

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17:12 穴は閉じられました。

 

ハクセンシオマネキを観察している足元を、コメツキガニがさかんに動きまわって食事していました。

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この付近はコメツキガニには砂が少ないような気がします。だから砂団子が出来ません。

他の個体は砂地に住んでいます。

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でも、去年8月に定着してちゃんと生きています。

コメツキガニも潮が引いたら穴から出て活動を始めるので、冠水する前に穴に戻ると思うのですが、ゆっくりしています。

コメツキガニが巣穴に戻るまで観察する時間はありません。

 

ゴカイが産卵のために浮遊していました。大潮の夜に多いとのこと、確かめるとあすから大潮です。

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時間帯を変えていくのも必要ですね。

潮が干潟の生きものに大きな影響を与えていることを改めて感じます。

 

 

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2008年10月30日 (木)

夜の多々良川・7月24日

7月24日は午後7時40分からちょっとカニの様子を見に行きました。

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干潟を動き回るアシハラガニの群れ。

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打ち上げられたアカエイ。どういうわけか、大中小の3匹が打ち上げられていました。

上の写真は一番小さいものです。

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護岸のベンケイガニとクロベンケイガニ。

小潮でカニの動きは少ないようです。

一度大潮の夜に観察してみたいものです。

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2008年10月26日 (日)

多々良川のさかな博士になろう・7月20日

7月20日(日)は10時から、多々良川ゆめプランの「わくわく体験事業」の一環としてトンボクラブ主催の「多々良川のさかな博士になろう」が行われ、ちょっと覗いてきました。

参加者は子ども45人とおとな15人で賑やかでした。

場所は多々良川の津屋堰の魚道で、この魚道は魚のために配慮された素晴らしいものですが、普段は下りられないので、一度見てみたかったのです。

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ゆるやかに蛇行させて所々に魚が休めるような隠れ場も作ってあります。

テーブルと椅子になる石も配置されています。

調査などしやすいように堰も数箇所あります。

ここまで海水が上がってきます。

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子どもたちは夢中になって魚をとります。テレビの取材もありました。

隠れ場に手を突っ込んで大きなコイをつかんだ子は魚捕りのベテランのようでした。

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スジシマドジョウ

前日に魚道最上部にトラップをセットしてあって、アユ、コイ、ギンブナ、オイカワ、ブルーギルなど13種類が入っていました。

魚道で捕れたのはエビ、カニを含め21種類。大雨で上流から堰の下に流された魚が戻ろうとしたため種類が多かったそうです。

松井先生が種類と大きさを測って、説明されました。

アユ、コイ、ギンブナ、ゲンゴロウブナ、オイカワ、イトモロコ、モツゴ、ヤマトシマドジョウ、スジシマドジョウ、メダカ、ボラ、ブルーギル、オオクチバス、マハゼ、スミウキゴリ、トウヨシノボリ、チチブ、テナガエビ、スジエビ、ミナミヌマエビ、モクズガニ。

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2008年10月24日 (金)

多々良川の生きものたち・7月10,11日

7月10日(木)

ヨシ原の隅に生えている竹の葉に白いものが見えました。

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クサカゲロウの卵です、すでに孵化して白い卵が破れ花が開いたようになっています。

この状態を昔の人たちは優曇華の花といっていたそうです。

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ヤマトクサカゲロウだと思います。ゴミを背負わない幼虫です。

幼虫は孵化後しばらくは卵の殻にいます。笹の葉裏に移動し、いよいよこれから散っていくところです。

クサカゲロウの幼虫はアブラムシやカイガラムシなどを食べるというか、体液を吸うのです。

近くにはアブラムシは見当たりませんでした。どのくらい移動するのでしょうか。

以前観察したときは、アブラムシ集団のすぐ近くに卵を産んでいました。

翌日見たら、1匹も見つけられませんでした。

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マメコガネ(コガネムシ科)

7月11日、ヨシ原の漂流物をめくってみると、クモがいました。

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コモリグモの仲間

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発泡スチロールの裏にユウレイグモ?ゆらゆら体を揺らします。

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ヨシのヤマトコマチグモの産室に侵入しようとするクモ、でも隙間がなくて諦めました。

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ヤハズハエトリ(ハエトリグモ科)♂ イネ科植物の葉の上で生活します。

名前の由来になった背中の白い模様が目立ちます。

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2008年7月31日 (木)

上流の生きもの観察会・7月6日

7月6日(日) 快晴 

多々良川の上流、久山町の猪野川で「水生昆虫と多々良川上流の生きもの観察会」が行われました。

暑い日差しに水遊びを兼ねた親子連れでいっぱいで、観察会のグループか他のグループかわかりませんでした。

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とれてるかな?水が気持ちよさそうです。

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カワニナ、この付近はゲンジボタルの名所です。

流れが速いので小さくてもお尻が欠けているのがほとんどです。

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平たいのはコオニヤンマのヤゴ、カワトンボのヤゴ、ヨコエビ、サワガニなど

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カジカ(前)とドンコ。かつて流行ったウーパールーパーを思い出してしまいました。

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カジカガエルのメス。大きかったです。足の先は吸盤状になっています。木にも登るそうです。

観察会が終わって帰る頃にカジカガエルが鳴き出しました。

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川の横の木にダイサギがとまっていました。

こうやって木の芯を歪ませるので嫌われるんです。横枝に止まればいいのに。

お父さんがハッスルして、魚捕りに夢中になり、お母さんは上からハラハラして見ている光景も見られ微笑ましかったです。

こういうところで、家族一緒に遊ぶのはとってもいいことですね。

帰りはみんなにこにこしてました。

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2008年7月30日 (水)

井尻上池観察会

7月5日(土)は、夕方から湿地研のメンバーで福岡市南区井尻の井尻上池を観察に行きました。

商店街のすぐ裏にぽっかりと残った奇跡のような溜め池です。

商店街を抜けて池に出るとまるで「オアシス」と感じる空間が現われました。

近所に住んでおられるTさんが、長年草刈、ヨシ刈りなどされて守ってこられました。

8月に観察会を行うための下見でした。

池にはクサガメも生息していますが、アカミミガメ(いわゆるミドリガメ)もたくさんすんでいて、ちょうど産卵のシーズンで次々産卵しているそうです。

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9個も卵を産んでいました。弾力があって、昔さわったことのあるイシガメの卵と似ていました。

カルガモやトンボも数種やアメリカザリガニなどもいました。エサキアメンボというアメンボもいました。

絶滅が心配されているアオヤンマ、ベニイトトンボも確認されているそうです。

グーグルの航空写真で見ると、街中によくこの空間が残っていたなーと思います。

埋め立てて駐車場に、というような声も強いそうで、私たちは残してほしいと願っていますが、今後が心配な池です。

8月3日(日)10時から観察会が行われます。

地元の人に池の素晴らしさを知ってもらいたいと思います。

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2008年7月21日 (月)

住宅難のヤドカリ

暑い日が続いてますが、お変わりありませんか。

朝から、クマゼミとアブラゼミの声がうるさいです。

蝉も日中の暑いときは休んで、朝夕の涼しい時間帯に鳴いています。

早くも、昨日の夕方にはツクツクボウシの声を聞きました。

例年8月になって鳴き始めていたような気がするのですが。

さて、しばらく更新を休んでおりましたが、またぼちぼちいきたいと思います。



多々良川河口のカニの名前も、代表的なものはわかるようになりましたので、いよいよ貝を調べてみようと思います。

でも、いざ貝を調べようとしたら、難しいですね。

図鑑の貝は死んだ標本で、私は生きた貝を写真で採集しようとしているので、比較が難しいです。

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一番下の段(体層というそうです)が膨らんだウミニナが目に付きます。どういう加減でこのような形になったのでしょうか。

右側は表面がすっかり擦れてつるつるになっていますが、動いていました。

並べて写真を撮っていたら、ヤドカリが顔を出しました。

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穴が開いていますが、これにもヤドカリが入っていました。

この付近で手にいる一番大きな巻貝です。

引越ししたくても大きな貝がないので、ぼろぼろになるまで使っているのでしょう。

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2008年7月11日 (金)

ヤマトコマチグモの巣

6月24日(火) 曇一時雨、最高気温26,2℃。

昨日見つけたクモの巣が本当にヤマトコマチグモのものなのか、確認するために午後3時から多々良川へ。

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チガヤで作った標準的な巣、産室です。葉を2回折って、隙間がないようにきっちり張り合わせています。

雌グモはこの中にこもって卵を産み、やがて子グモの食料となって一生を終えるのです。

ヤマトコマチグモは、普段は巣を作らずに夜間草むらを徘徊して餌を探しているそうです。

いろいろ調べてみたら、巣は脱皮用、休息用、交接用、産室用と葉の巻き方を変えてつくるそうです。

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おおざっぱなこの巣は、休息用?それとも脱皮用?

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ゆったりめのこちらは、交接用でしょうか。

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めずらしくチマキタイプです。

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製作中らしい巣を見つけました。ちょっと覗かせてもらいましょう。

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りっぱな顎で向かってきます。

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やっぱり、ヤマトコマチグモでした。

このクモは毒を持っていて、噛まれると痛いそうです。

数日後にこの巣を見たら、ちゃんと隙間がない巣に出来上がっていました。

そんなに広くないこの草むらで50以上の巣があります。

チガヤが主で、周囲のススキ、セイバンモロコシの葉でも作っていました。

別の場所では、ヨシ、笹の葉を巻いているのも見ました。

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2008年7月10日 (木)

生きものいろいろ(6月23日)

6月23日(月) 曇

夕方から多々良川へ。

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クズの葉。ヤマトハキリバチに切り取られた痕がずらり。見事な仕事ぶりだと思いませんか。

横にはカタツムリもいました。アップで撮るのを忘れちゃった。

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トビ

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ミサゴ

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チガヤの葉に作られたヤマトコマチグモの巣。いっぱいありました、またそのうちに調べてみましょう。

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どうもこの巻貝はスクミリンゴガイつまりジャンボタニシのようです。

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ユビアカベンケイガニ♂

赤い指を見せてもらいましょう。

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名前のとおり、真っ赤な指をしています。赤いのは指先だけです。

甲羅の幅は2センチくらい。

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石の下に隠れていたのは、ケフサイソガニ♀。

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♀にはハサミの付け根の毛は生えていません。

腹部に小さな斑点が見えるので、ケフサイソガニと判断しました。

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やっと捕まえて、お腹を見せてもらいました。アカテガニの♀、と思います。

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背中を見せてもらおうとしたら、飛んで逃げ、肩まで登ってしまいました。

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乾いた流木の下にいました。両方ともアカテガニ?

☆名前が違っているかもしれません。お分かりの方は教えてください。

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