2008年10月24日 (金)

多々良川の生きものたち・7月10,11日

7月10日(木)

ヨシ原の隅に生えている竹の葉に白いものが見えました。

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クサカゲロウの卵です、すでに孵化して白い卵が破れ花が開いたようになっています。

この状態を昔の人たちは優曇華の花といっていたそうです。

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ヤマトクサカゲロウだと思います。ゴミを背負わない幼虫です。

幼虫は孵化後しばらくは卵の殻にいます。笹の葉裏に移動し、いよいよこれから散っていくところです。

クサカゲロウの幼虫はアブラムシやカイガラムシなどを食べるというか、体液を吸うのです。

近くにはアブラムシは見当たりませんでした。どのくらい移動するのでしょうか。

以前観察したときは、アブラムシ集団のすぐ近くに卵を産んでいました。

翌日見たら、1匹も見つけられませんでした。

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マメコガネ(コガネムシ科)

7月11日、ヨシ原の漂流物をめくってみると、クモがいました。

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コモリグモの仲間

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発泡スチロールの裏にユウレイグモ?ゆらゆら体を揺らします。

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ヨシのヤマトコマチグモの産室に侵入しようとするクモ、でも隙間がなくて諦めました。

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ヤハズハエトリ(ハエトリグモ科)♂ イネ科植物の葉の上で生活します。

名前の由来になった背中の白い模様が目立ちます。

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2008年8月26日 (火)

ハイイロカミキリモドキとトキワススキ

あまりの暑さにオリンピックのテレビを見てごろごろ、夏眠状態の毎日でした。

やっと過ごしやすくなったと思ったら、もう8月も残り少なくなってしまいました。

福岡は最高気温が30度以上の日が、7月2日から8月21日まで続きました。

特に8月7日と11日は37度を越えました。

7月は雨が降らずに草もチリチリになっていたのですが、8月8日から4日連続雨が降り、15日から19日も降りました。降るときは土砂降りでした。

年々変な激しい天気になっているような気がします。

さて、まだ7月の話題です。

7月9日(水)

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トキワススキの穂が開きました。

トキワススキは常緑で漢字で書くと常磐薄です。関東地方以西の分布で、普通のススキより大型で花期が7~8月と早いです。護岸工事などで近年減ってきているようです。

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トキワススキの穂に昆虫があっちにもこっちにも交尾していました。

ハイイロカミキリモドキでした。

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ハイイロカミキリモドキ(カミキリモドキ科)

海岸に多く、幼虫は枯れ枝や枯れ草の茎などを食べ、灯火に飛来するのでデンキムシと呼ぶ地方もあるそうです。つぶしたりして分泌液がつくと水泡炎をおこすそうです。

翌日も見かけましたが、その後は見かけません。

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ササグモの♀と卵のう

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シオヤアブの♀

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シオヤアブの♂

夏は虫たちの季節ですね。

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2008年7月30日 (水)

多々良川の生きものたち・7月1日

いまごろ7月1日の記録です。

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ネジバナがかわいいピンクの花を咲かせました。

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ミチヤナギもポツポツと花を咲かせています。

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少し翅が痛んだウラギンシジミが汀にいました。

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満開のヒメジョオンにはいろんな昆虫が集まっていました。ヒメアカタテハとハチ?

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笹の葉の先にはクサカゲロウの蛹(繭)がありました。

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コチドリが空き地に座り込んで営巣しそうな雰囲気です。

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左の穴からハクセンシオマネキのオスが2匹出てきました。

護岸のトキワススキの穂が開き始めました。

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2008年7月14日 (月)

ブタクサハムシ

多々良川護岸に繁茂しているオオブタクサをボロボロに食べまくっているハムシ。

写真を撮って名前を調べるのですが、私の持っている図鑑には載っていません。

ネットで調べて「ブタクサハムシ」だと分かりました。

北アメリカ東部からメキシコ原産で、1996年に関東地方で発見され、急速に分布を拡大し、1999年には福岡県でも発見されています。すでに2005年には青森から鹿児島まで分布していたようですが、北海道まで侵入したのでしょうか。

ブタクサ、オオブタクサを主に食べますが、オオオナモミ、ヒマワリ、キクイモなどキク科の植物も食べるそうです。

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ブタクサハムシの成虫 6月24日撮影

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ブタクサハムシの卵 7月9日撮影 、どれも葉の先端部に産み付けています。

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食害の様子と幼虫 7月12日撮影

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終令幼虫 6月30日撮影

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蛹、粗い繭に包まれている 6月30日撮影

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成虫、右交尾中の成虫 6月30日撮影

原産地が一緒のブタクサ、オオブタクサを数十年後にはるばるやってきたブタクサハムシが見つけて食べる、不思議です。

やっかいもののブタクサ、オオブタクサを食い尽くしてくれると関心を持たれていたようで、ブタクサがめっきり減ったのだとか。しかし、ヒマワリを食害するので、他のキク科の野菜を食害しないかとか、研究されてるようです。

ハムシの仲間は○○ハムシと名前がついているように、名前から食草がわかり、植物から虫の名前がわかる、面白いですね。

チョウでも種類によって食草は決まっていて、そのため絶滅の危機にも見舞われている種もいます。もっとほかのものも食べたらいいのに、なんて思うのは、節操もなくなんでも食べる人間の発想でしょうか。

実は昨年食い尽くされたオオブタクサをチラッと見て、後日写真を撮ろうとしたら、すでに刈り払われていたのです。

名前が分かるのに1年かかってしまいました。

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2008年7月12日 (土)

海の中道のコアジサシ(6月25日)

6月25日(水) 曇、最高気温22,4℃。

今にも雨が降りそうな曇り空の中、3時半から海の中道海浜公園の外浜へ、4人でコアジサシのデコイ再々設置と繁殖状況調査。

横殴りの強風が吹きつけ、潮を含んでいるので、眼鏡が曇る有様でした。

補修した6個のデコイを、すでに設置している2箇所の中間地点に設置。

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新しい設置場所、古いドラム缶が目印。

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コアジサシは強風にもめげず魚をとりに行き来していましたが、営巣しているのはまったく見られませんでした。

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前回調査のとき、数組が営巣をはじめていたのに、デコイだけが残されていました。

今年は一体どうしたことでしょう。

カラスが卵を狙っていたそうですが、それは毎年のことです。

海水温度が上昇して、餌の小魚がいないのでしょうか。

最初に設置したデコイの痛みが激しいため、12個を回収し補修することになりました。
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崖の上で、オオゾウムシが草にしがみついていました。
ホントに象みたいです。
コアジサシは、この後、ほとんどが博多湾からいなくなったそうです。
今年の繁殖は諦めたのでしょうか。
どこへ行ったのでしょう。
地球温暖化の影響でしょうか。

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2008年7月 6日 (日)

カメラで昆虫採集(6月16日ー1)

6月16日(月) 曇一時雨

午前10時から多々良川へ。

昆虫が目に入る日でした。

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ヒメアカタテハ

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モンシロチョウ、ヒメジョオンの花にはいろんな昆虫が訪れていました。

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草薮を歩くとツチイナゴが、飛び出してきます。

写真撮ろうとすると隠れてしまいます。

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ハクセキレイの幼鳥が砂利道を先導してくれます。

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もう羽化がすんだ繭です。寄生蜂でしょうか。

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ツバメシジミ、新鮮な個体です。テリハノイバラのつぼみに止まっています。

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テリハノイバラにもハナコバチの仲間が

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ベニシジミ

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シオカラトンボ♀(いわゆるムギワラトンボ)

なんだか昆虫採集に来たような気分です。

名前が間違っていたらごめんなさい。教えてください。

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2008年7月 3日 (木)

多々良川の生きものたち(6月12日)

6月12日(水) 晴 

午後3時30分から鳥見。

先日見かけなかったマガンがいました。ホッとしました。

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マガン、ホシハジロ、マガモ、カルガモ、コガモが集まっています。

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動き始めました。

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カルガモとマガン

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チシャノキ、別名柿の木だまし。1本だけ河口部に生えています。

葉が柿の木に似ているからだそうです。ちょっと毛深いですけど。

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トンボが飛び交うようになりましたが、飛んでいるのは難しいので、止まったところをパチリ。

シオカラトンボのブルーの眼が綺麗です。

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モンキチョウのランデブー

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久しぶりに飛んでいるチョウを撮りました。

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ミサゴが頭上を横切ります。

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ヨシ原の中で高めの場所に生えているアイアシ、今年は花が咲きました。

昨年は裏年だったのか、花が咲きませんでした。

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2007年12月22日 (土)

多々良川12月15日

12月15日(土)曇り時々雨、2時から多々良川の観察、珍しくちょっとコースを変えて上流へ足を向けてみました。

真州崎大橋から左岸を上流へ歩きました。

ちなみに、上流から下流を見て右側が右岸、左側が左岸と呼ばれるそうです。ついこのごろ知りました。

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川へ降りる階段が設置されているが、何のためだろう?といつも考えます。この区域は両岸とも整備されています。

画面に写っている橋は多田羅橋。護岸になにやら固まっているものが、

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ヒドリガモが50羽ほど護岸に上がっていました。

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多田羅橋を渡ると旧堤防を一部残し新堤防を連続柵護岸にした環境に配慮した工事が行われています。

14日の多々良川リバースクールの学習会で工事を担当された方から話を聞いたので、改めてじっくり見ました。

上流の橋は多々良橋(あーややこしい)。対岸は未整備で河畔林が残っています。

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コガモが潮溜まりにいました。このヨシの反対側には下流で見かけたことのある白アヒルたちがいました。

多々良橋を渡り、右岸を下流に向かって歩きました。

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多田羅橋を越えると時々射す日光に一面に光るウラギクの冠毛

1枚目の写真の対岸になります。

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さらに下流へ真州崎大橋の下をくぐると、工事中の松崎橋が見えます。来年8月には渡れるようになるそうです。

ウラギクが満開でした。アキノミチヤナギもホコガタアカザも青々としていました。

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橋一本でこんなに景色が違うとは、不思議です。

松崎橋の仮橋を渡ってヨシ原を覗くと

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ホシホウジャクが白菊の花に飛び回っていました。

いっぱいいたジョロウグモはさすがに姿が見えなくなりました。

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今日のクロツラヘラサギは9羽、宇美川のヨシ原にいました。

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仮設ヤード撤去工事、元の渚線を試掘してあります。

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2007年12月 6日 (木)

多々良川の生きものたち・晩秋

晩秋の多々良川の生きものたち

お天気の良い日にはいろいろな生きものに出会えます。

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ウラギクの綿毛をベッドにナナホシテントウ

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保護色のクサキリ

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トノサマバッタ、堤防を歩いていくとパッと飛び立ちます。

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ツチイナゴ

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クモヘリカメムシ

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ウラナミシジミ

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ウラギクの花にホシホウジャクがきてストローを伸ばしています。ネットが邪魔をしてちゃんと取れませんでした。

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多々良川の松島側川べりにはジョロウグモが目に付きます。

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11月15日にハマゼリで見つけたキアゲハの3令幼虫。今頃こんなで無事に蛹になれるか心配していました。

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11月19日、キアゲハの幼虫が4令へ脱皮する前の様子、22日に見たとき4令幼虫になっていましたが、その後姿が見えません。鳥に食べられてしまったのでしょうか。

左の縞模様は、アカスジカメムシ。せり科の植物につきます。ちょっとおしゃれでカメムシといっても臭くありません。

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2007年11月 6日 (火)

多々良川の秋の虫-チョウ

川縁を歩いていると、色んな昆虫が見られます。

セイタカアワダチソウは虫たちのレストランです。ニアミスをおかしたチョウたちが飛び交い、ハチたちも忙しく働いています。

砂利道ではヒメアカタテハが盛んにテリトリーを主張し、バッタが飛び立ちます。

Img_96623 ヒメアカタテハ(左)

ベニシジミ(右)

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羽がボロボロになったヒメアカタテハ

必死でテリトリーを守っています。

食草はヨモギなど

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食草はギシギシなど

Img_9668 ヤマトシジミ

食草はカタバミ

Img_96883 キタテハ

食草はカナムグラなど

Img_97163 イチモンジセセリ

食草はイネ科のチガヤ、ススキなど

独特の戦闘機のようなスタイルでとまります。

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Img_9697 チャバネセセリ

食草はイネ科のチガヤ、ススキなど

セセリチョウは地味ですが、目が大きくて可愛いです。

Img_97223 モンシロチョウ

食草のハマダイコンや菜の花の芽も伸びています。

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クスノキが食樹

Img_9209 ツマグロヒョウモン♂

食草はスミレ、パンジー

Img_98103 クロヒカゲ

薄暗い笹薮の中へ中へと隠れていきました。

マダケなどの竹類が幼虫の食草。

このほかに、ツバメシジミ、キチョウを見かけました。

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