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2008年11月15日 (土)

またクロツラヘラサギが釣り糸の被害に、釣り人へのお願い(2008年11月15日)

11月13日に、北九州市の曽根干潟で、くちばしにおもりがついた釣り糸が巻き付き、餌が食べられなくなっているクロツラヘラサギがいる、ということを聞きました。

みんな、またか、とため息でした。保護できますようにと祈りました。

11月14日の朝日新聞にその記事が載っていました。

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昨年の沖縄のクロツラヘラサギは、もう少し口が開く状態でしたが、こちらはまったく口が開かないので、水も飲めるかどうか、心配です。

早く保護しないと。

 

関係者は保護に全力をあげられ、今朝(15日)早朝捕獲には成功したそうですが、搬送先の到津動物園に着いてダンボール箱を空けたら死んでいたそうだ、という情報がたったいま届きました。

残念です。

 

多々良川でも、いつこのような事故が起きてもおかしくない状況にあります。

先日もカワウが釣り糸をのみこんだらしく、口から釣り糸を垂らしていました。

これまでも、ルアーや釣り糸を気が付き次第回収してきましたが、多々良川河口は、釣りのポイントということで、釣り人が多いのです。

現に、夕べも夜中に釣り人が2人、休息所の中洲の近くで釣りをしていたということです。

今日も11時30分、中洲の遊歩道側で2人が釣りをしているそうです。

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クロツラヘラサギは、世界に2000羽しか生息しない、絶滅危惧1A類に分類されている希少種です。

多々良川の越冬地は人口150万人の福岡市の都市圏にあり、人と鳥とがとても近いのです。すぐ近くでクロツラヘラサギを見ることができます。

なんとしても、クロツラヘラサギはじめ、ズグロカモメなどを無事に越冬させたいのです。

放置されたルアーや釣り針、釣り糸による犠牲をこれ以上出したくないのです。

ルアーや釣り糸を回収してもらうだけでなく、できればこのエリアでの釣りを止めていただきたいのです。

人は釣りをするために場所を選んで行けますが、鳥たちには越冬地はここしかない限られた場所なのです。

釣りをする人の良識に訴えるしかないのです。

「この付近は、希少種の鳥がいるので、釣りは止めていただけませんか」と声をかけると、素直に知りませんでしたと止めてくださる方がほとんどです。まだまだ、この場所の鳥たちのことが知られていないのです。

釣りをされる方にお願いします、多々良川の松崎橋から下流、宇美川大橋から下流、名島大橋付近までのエリアでは釣りを止めていただけませんか。せめて、せめて、中洲とヨシ原付近での釣りはやめてください。お願いします。

もの言えぬ鳥たちに代わってお願いします。

あなたのやさしさを鳥たちにも分けてください。

ちょっと譲り合って、鳥たちと共生し、次の世代へ希少種を残していきましょう。

 (死んだというニュースにショックを受けて、書きこみました。)

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