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2008年10月29日 (水)

コガマ、ヒメガマ・7月26日

多々良川への通り道の溝に、コガマとヒメガマが隣り合って生えていました。

穂が茶色くなってガマの穂らしくなりました。

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ヒメガマ、上部の雄花穂が下の雌花穂と離れています。もう雄花穂は散っています。

もう一箇所にも生えていて去年も見ていたのですが、この場所で穂を見るのは初めてです。

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コガマ、雄花穂が下の雌花穂とくっついています。なかには雌花穂が2段になっているものも。

この色と形、フランクフルトソーセージを思い出しますね。

日本にはこのほかに、ひとまわり大きな「ガマ」があります。ガマ科ガマ属とガマだけの科だそうです。

ガマといえば「因幡の白兎」を思い出します。

皮を剥かれた白兎に大黒様が「ガマの穂綿にくるまれ」と教えてくれたというお話です。

このガマの穂綿は雄花穂で、花粉が放出する前に採集し、花粉を蒲黄(ほおう)といい傷薬や火傷の薬にするそうです。

穂綿が剥かれた皮膚にくっついたら困ったことにならないかな、と思ってたんですが、花粉なら分かります。

古事記の昔にはすでに薬効が知られていたのですね。いつのまにか蒲黄が穂綿に変わっていたらしいです。

花粉は、小麦粉と混ぜてビスケットなどにして食べたりもするそうです。

雌花穂の熟した穂綿を古代では寝具に入れていたので、蒲団というそうです。ふわふわした穂綿を見ていると気持ちよさそうですが、どれだけ集めればいいんだろう!

ガマは、新芽や根、茎が食べられ、葉茎はむしろやござの材料になるそうです。

とっても人間に身近な植物だったんですね。蒲鉾、蒲焼もガマの穂に似ていた色形にちなんだ名だとか。

いまはガマの群落など湿地がなくなってしまって、見かけることもありません。ガマの穂も生け花に使うだけですね。

井尻上池にも少しヒメガマが生えているのですが、穂綿が飛ぶと迷惑だといわれ、穂を切ったという話を聞きました。

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7月12日のコガマ。

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