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2008年10月

2008年10月31日 (金)

7月27日・カニと塩生植物観察会、清掃

7月27日(日)、午前10時から「干潟のカニと植物観察会」、午後2時から7月の定例清掃と重なって忙しい一日でした。

観察会は、室内で、「干潟」についての簡単な説明と、多々良川河口干潟の塩生植物とカニの紹介があり、朝捕まえた、クロベンケイガニ、アカテガニ、ケフサイソガニ、アシハラガニ、ユビアカベンケイガニをそれぞれプラスチック容器に入れて自由に観察してもらいました。大きなハマガニを見てもらおうと、先日まで数日努力したのですが、捕獲できませんでした。

川へ出て、まず、ハクセンシオマネキ、ヤマトオサガニをスコープと双眼鏡で観察しました。

移動してヨシ原、ハマサジ、ホソバノハマアカザ、フクド、シオクグ、ハママツナ、シバナ、ハマサジを観察しながら、特徴と、生育環境が少しづつ異なっている様子を解説してもらいました。フクドは香りを確かめてもらいました。

場所を移って、アシハラガニ、ケフサイソガニ、ユビアカベンケイガニ、チゴガニ、を捕まえて観察し、中州の
ハクセンシオマネキ、手前のヤマトオサガニをスコープと双眼鏡で観察しました。

室内に戻って、干潟のカニや塩生植物の多くが、干潟の減少によって絶滅が危惧されることが話されました。


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甲羅の幅が1センチくらいのケフサイソガニのメス。

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お腹に卵を抱いていました。

観察に協力してもらったカニたちは川に戻しました。ありがとう、お疲れ様。

参加者には多々良川グッズ(下)を配りました。

午後の清掃は参加者31名でした。

猛暑のためいつもの約半分の時間で終了しましたが、広い範囲を清掃し、多くのゴミを回収することが出来ました。

回収したのは、可燃物24袋、不燃物7袋、運搬用プラスチックパレット、自動車の座席、タイヤ2、テレビ、ヘルメット2、トタン、コーン、炊飯器など。

以前から気になっていた、護岸近くに長年放置されてきた粗大ゴミを回収することが出来たので、ヨシ原が少しはスッキリしました。

ミニ観察会では植物を中心に観察しました。

今日の記念品は携帯電話クリーナーでした。かわいいよ。

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ふくおか湿地保全研究会がWWFジャパンとサントリー愛鳥基金からの助成金で、多々良川の生きものたちをキャラクターにした啓発用グッズです。

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2008年10月30日 (木)

夜の多々良川・7月24日

7月24日は午後7時40分からちょっとカニの様子を見に行きました。

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干潟を動き回るアシハラガニの群れ。

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打ち上げられたアカエイ。どういうわけか、大中小の3匹が打ち上げられていました。

上の写真は一番小さいものです。

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護岸のベンケイガニとクロベンケイガニ。

小潮でカニの動きは少ないようです。

一度大潮の夜に観察してみたいものです。

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シギ・チドリ秋の渡り始まる・7月下旬

7月23日

夕方27日の観察会の準備でカニの様子を見に行き、アオアシシギとキアシシギを見ました。

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秋の渡りが始まったようです。

7月26日、アオアシシギ9羽、キアシシギが5羽いました。

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7月28日

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アオアシシギとキアシシギ

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アオアシシギとキアシシギとハクセキレイ

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キアシシギと常連のイソシギ

アオアシシギの数が増えてきました。

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2008年10月29日 (水)

コガマ、ヒメガマ・7月26日

多々良川への通り道の溝に、コガマとヒメガマが隣り合って生えていました。

穂が茶色くなってガマの穂らしくなりました。

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ヒメガマ、上部の雄花穂が下の雌花穂と離れています。もう雄花穂は散っています。

もう一箇所にも生えていて去年も見ていたのですが、この場所で穂を見るのは初めてです。

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コガマ、雄花穂が下の雌花穂とくっついています。なかには雌花穂が2段になっているものも。

この色と形、フランクフルトソーセージを思い出しますね。

日本にはこのほかに、ひとまわり大きな「ガマ」があります。ガマ科ガマ属とガマだけの科だそうです。

ガマといえば「因幡の白兎」を思い出します。

皮を剥かれた白兎に大黒様が「ガマの穂綿にくるまれ」と教えてくれたというお話です。

このガマの穂綿は雄花穂で、花粉が放出する前に採集し、花粉を蒲黄(ほおう)といい傷薬や火傷の薬にするそうです。

穂綿が剥かれた皮膚にくっついたら困ったことにならないかな、と思ってたんですが、花粉なら分かります。

古事記の昔にはすでに薬効が知られていたのですね。いつのまにか蒲黄が穂綿に変わっていたらしいです。

花粉は、小麦粉と混ぜてビスケットなどにして食べたりもするそうです。

雌花穂の熟した穂綿を古代では寝具に入れていたので、蒲団というそうです。ふわふわした穂綿を見ていると気持ちよさそうですが、どれだけ集めればいいんだろう!

ガマは、新芽や根、茎が食べられ、葉茎はむしろやござの材料になるそうです。

とっても人間に身近な植物だったんですね。蒲鉾、蒲焼もガマの穂に似ていた色形にちなんだ名だとか。

いまはガマの群落など湿地がなくなってしまって、見かけることもありません。ガマの穂も生け花に使うだけですね。

井尻上池にも少しヒメガマが生えているのですが、穂綿が飛ぶと迷惑だといわれ、穂を切ったという話を聞きました。

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7月12日のコガマ。

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2008年10月27日 (月)

7月22日の多々良川、クロツラヘラサギほか

7月22日(火)晴

クロツラヘラサギ2羽とヘラサギ1羽が来ていました。遠いので、証拠写真を撮って橋を渡ろうとしたら、人工島へ帰っていきました。

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久しぶりに松崎橋を渡り、遊歩道を歩きました。

中洲のハクセンシオマネキをちょっと観察。

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ハクセンシオマネキのオスとメス。後ろのメスの腹板が抱卵しているように見えるのは気のせいでしょうか。

ハクセンシオマネキはオスの巣穴の中で交尾し、メスが産卵すると、オスは巣穴を譲って出て行き、メスは内側から巣穴の入り口を閉じるそうです。そして、卵が孵化するまでの2週間くらい、餌も食べすに巣穴の中でじっと過ごすそうです。

でも幼生を放出する放仔を行うので、その時は抱卵状態で巣穴からでてくるはずですね。

しまった、よく観察するんだった。これも来年のお楽しみになりました。

アカテガニの大潮の日の晩に一斉に行う放仔が有名なので、ついハクセンシオマネキもそうなのかとばくぜんと思って考えていませんでした。

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多々良川河口でたった1本のハマゴウに花が咲いていました。

草刈のとき、下方へ伸びていた枝が残っていたのです。

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ヨシの葉に登っていたフナムシ。こんなところにいるとは思いませんでした。

普通下の写真のように護岸などに群れているのです。

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ハマゴウの株とフナムシ。護岸の水際の石に黒いものがついているのがフナムシです。

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2008年10月26日 (日)

久しぶりのクロツラとじっくりヤマトオサガニ・7月21日

7月21日(月)

久しぶりに人工島で越夏中のクロツラヘラサギ4羽とヘラサギ1羽が多々良川へやってきました。

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クロツラヘラサギとヘラサギ。

この時期に人工島から出てくるのは珍しいことです。

多々良川の河口で一番多いカニはヤマトオサガニです。

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泥干潟にウジャウジャいます。

普段じっくり観察することがないので、たまには主役に。

ヤマトオサガニのウェービングです。

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ここまでしかハサミを上げません、両ハサミは広げません。

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よく似ているけれど、バンザイするヒメヤマトオサガニがいるそうです。

博多湾にはいないそうで、見てみたいものです。

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ウェービングを横から。

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オスのけんか。

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つかまえて写真をとったのは初めてです。

ハサミが面白いです。

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多々良川のさかな博士になろう・7月20日

7月20日(日)は10時から、多々良川ゆめプランの「わくわく体験事業」の一環としてトンボクラブ主催の「多々良川のさかな博士になろう」が行われ、ちょっと覗いてきました。

参加者は子ども45人とおとな15人で賑やかでした。

場所は多々良川の津屋堰の魚道で、この魚道は魚のために配慮された素晴らしいものですが、普段は下りられないので、一度見てみたかったのです。

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ゆるやかに蛇行させて所々に魚が休めるような隠れ場も作ってあります。

テーブルと椅子になる石も配置されています。

調査などしやすいように堰も数箇所あります。

ここまで海水が上がってきます。

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子どもたちは夢中になって魚をとります。テレビの取材もありました。

隠れ場に手を突っ込んで大きなコイをつかんだ子は魚捕りのベテランのようでした。

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スジシマドジョウ

前日に魚道最上部にトラップをセットしてあって、アユ、コイ、ギンブナ、オイカワ、ブルーギルなど13種類が入っていました。

魚道で捕れたのはエビ、カニを含め21種類。大雨で上流から堰の下に流された魚が戻ろうとしたため種類が多かったそうです。

松井先生が種類と大きさを測って、説明されました。

アユ、コイ、ギンブナ、ゲンゴロウブナ、オイカワ、イトモロコ、モツゴ、ヤマトシマドジョウ、スジシマドジョウ、メダカ、ボラ、ブルーギル、オオクチバス、マハゼ、スミウキゴリ、トウヨシノボリ、チチブ、テナガエビ、スジエビ、ミナミヌマエビ、モクズガニ。

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2008年10月25日 (土)

カニさん、はいポーズ・7月14~21日

7月に撮影したカニの様々な姿を見てください。

午後4時半過ぎ、潮が満ちてきました。

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波の花の中から現われたヤツ

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クロベンケイガニだー!!

7月14日撮影

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クロベンケイガニがソトオリガイを食べていました。

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アシハラガニがヤマトオサガニを捕まえています。ヨシ原へ急いで入っていきました。

7月20日撮影、帰るときツクツクホーシの声を聞きました。例年より1週間くらい早いです。

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カニを食べているクロベンケイガニ

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巣穴から砂を運び出しているチゴガニ

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アシハラガニの群れは近づくとすぐヨシ原に逃げ込みます。

遠くからなんとか集団をとりました。

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出てきてくれるまでじっと待って撮りました。

このカニたちは1枚目の場所をヨシ原にそって上流へ向かって歩いて撮ったものです。

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最後は夜というか、午後7時過ぎの護岸です。

ベンケイガニとクロベンケイガニがわさわさと動いています。

ほとんどはサッと逃げるんですが、たまには踏みそうになることもあります。

7月21日撮影

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2008年10月24日 (金)

多々良川の生きものたち・7月10,11日

7月10日(木)

ヨシ原の隅に生えている竹の葉に白いものが見えました。

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クサカゲロウの卵です、すでに孵化して白い卵が破れ花が開いたようになっています。

この状態を昔の人たちは優曇華の花といっていたそうです。

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ヤマトクサカゲロウだと思います。ゴミを背負わない幼虫です。

幼虫は孵化後しばらくは卵の殻にいます。笹の葉裏に移動し、いよいよこれから散っていくところです。

クサカゲロウの幼虫はアブラムシやカイガラムシなどを食べるというか、体液を吸うのです。

近くにはアブラムシは見当たりませんでした。どのくらい移動するのでしょうか。

以前観察したときは、アブラムシ集団のすぐ近くに卵を産んでいました。

翌日見たら、1匹も見つけられませんでした。

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マメコガネ(コガネムシ科)

7月11日、ヨシ原の漂流物をめくってみると、クモがいました。

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コモリグモの仲間

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発泡スチロールの裏にユウレイグモ?ゆらゆら体を揺らします。

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ヨシのヤマトコマチグモの産室に侵入しようとするクモ、でも隙間がなくて諦めました。

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ヤハズハエトリ(ハエトリグモ科)♂ イネ科植物の葉の上で生活します。

名前の由来になった背中の白い模様が目立ちます。

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謎の巻貝(7月10日)教えてください

7月10日(木)

以前サカマキガイを見つけた多々良川の支流に通じている古い用水路で謎の巻貝を見つけました。

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左がサカマキガイ、軟体部が黒いので貝殻も黒く見えます。図鑑では白っぽい色なので、生きている貝とは全然違っていて分かりません。

右が謎の貝、巻きは右巻きです、軟体部は透明で触角の先端、頭部は黒味がかっています。

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殻の表面のゴツゴツしたものは本来のものか、付着したものか分かりません。一番上の写真を見ると、後から付着したような感じですね。

この後、動かした拍子に水に落ちてしまいました。他に探したのですが、サカマキガイだけでした。

もしかして、ヒメモノアラガイ?

ご存知の方教えてください。

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多々良川のカニたち・7月9日

パスしてしまおうと思っていた7月からの写真、やっぱり記録として残しておくことにしました。

7月9日(水)

晴、9時から12時まで観察、今年初めてクマゼミの鳴き声を聞きました。

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ミサゴとコサギとアオサギ。他にダイサギ、カワウなど、シギ類が来るまでは常連さんだけです。

鳥に気を使わなくていい今の時季はカニの観察にもってこいです。

ハクセンシオマネキ(スナガニ科)をしばらく観察しました。

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ハクセンシオマネキが盛んにウェービング、卓球のスマッシュ!のときの腕の動かし方と一緒です。

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スマッシュが決まったようです。

甲羅の色は個体によってかなり違います。

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黒っぽい個体。大きいはさみの先端が曲がっているような?

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白っぽい個体も結構います。

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さあ、けんかだ、どっちが勝つかな。

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大きいはさみを小さいはさみで掃除していました。

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ハクセンシオマネキやチゴガニの天敵ヒメアシハラガニ(モクズガニ科)。

甲羅の幅2センチくらい。ハクセンも約2センチ、チゴガニは1センチ。同じくらいの大きさでも襲って食べるそうです。

ちゃんとハクセンとチゴガニと同じ場所に住んでいます。

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タカノケフサイソガニ(モクズガニ科)。ハサミの毛の房が下のカニより大きいのが決めてです。 体の模様や色は様々です。

以前はケフサイソガニといわれていましたが、遺伝的に異なるということで、2005年に命名されたそうです。

分類も今はDNAの時代ですね。そのせいか、以前はシンプルだった?カニの分類体系が見直され科が増えています。

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ケフサイソガニ(モクズガニ科)。ハサミの内側にも毛の房があり外側より大きいです。

両方とも石の下に潜んでいます。普通に見られます。甲幅3センチくらい。

でも最近大きい固体が少なくなった気がします。釣りの餌用に捕られたかな~。

メスは甲幅が1センチもない小さい個体でも抱卵していることがあって、びっくりします。

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石を1個動かしてみると、いました!ケフサイソガニが2個体いますが、分かりますか?

捕まえやすいカニです。

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2008年10月23日 (木)

福岡で越夏した!?マガン(10月18日)

1羽だけで飛来し、6月まで多々良川にいたマガンは、その後人工島の疑似湿地へ移動し、そこで過ごしていることが、人工島の鳥類月例調査で時々確認されていました。福岡で越夏したものと思えます。

秋になって、多々良川へ帰ってきました。

10月11日から多々良で見られています。でもなかなか会えなくてやっと18日に再会しました。

(追記10月11日に実は見ていたはずでした、写真を撮っていたんです。寝ていたのでマガンと認識していませんでした。お恥ずかしい、

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10月11日撮影、右から2羽目の座っている後姿がマガン、この向きだと大きさが分かりません。weep

くちばしの基部から額にかけての白い部分がひとまわり大きくなっています。

成長して帰ってきました。

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干潟でカルガモと一緒に海草を拾って食べていました。脚ががっしりしています。

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鳥見の先輩たちも、マガンが福岡で越夏するなんて、どうなってるんだ、わからないといっておられます。

見ているとカルガモの群れといつも一緒で、きっと自分のことをカルガモと思ってるんじゃないか、とうわさしています。

でも、無事で帰ってきてくれてよかったです。

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オナガガモ

アオサが流れてきているので、カモたちも多くなりました。

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2008年10月22日 (水)

ウラギク満開

早10月も下旬、多々良川河口も秋の風が心地よいこの頃です。

カモ類が急に増えてきました。川面が賑やかです。

ウラギク(キク科)の花も見ごろです。

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10月16日撮影

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ウラギクは別名ハマシオンというように、シオンの花とそっくりです。

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今年は、植物の生育がよくて、ヨシが背が高いのでウラギクがちょっと目立たないところがあります。10月18日撮影

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10月21日撮影

ついでに去年のヨシ原と今年の比較です。植物の育ち方がまったく違います。

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2007年7月22日撮影

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2008年7月20日撮影

同じ場所ですが、去年はヨシやアイアシ、フクドも背が低く、枯れ枝が目立ち地面が見えていました。

アイアシの花も去年は咲きませんでしたが、今年は咲きました。

5,6月の雨が適当にふったためでしょうか。

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2008年10月11日 (土)

みんな生きている、カニいろいろ

実は、もうすぐ終わっちゃうんですが9月17日から10月17日まで、西日本シティ銀行箱崎支店のロビーでカニの写真展を行っています。

「多々良川のカニたち 絶滅危惧種シオマネキを守ろう!」

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多々良川河口干潟には、カニが20種類以上います。そのうち15種を紹介しています。

アシハラガニ、アカテガニ、ベンケイガニ、クロベンケイガニ、ユビアカベンケイガニ、カクベンケイガニ、ハマガニ、ウモレベンケイガニ、シオマネキ、ハクセンシオマネキ、チゴガニ、コメツキガニ、ヤマトオサガニ、ケフサイソガニ、マメコブシガニです。

こんなにいろんなカニがいるんですねとびっくりされています。大きくアップしたカニは意外と迫力があります。

さて、まだ紹介していなかった7月11日撮影のカニたちです。

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ハクセンシオマネキ♂と巣穴の入り口に作られた「フード」と呼ばれるかまど状の泥の構造物。

フードはオスが繁殖期に作るそうですが、何のために作るかはよくわかっていないようです。

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シオマネキ♂、ハクセンシオマネキ♂よりずっと大型です。

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水中で小さいカニを食べていたアシハラガニ。雑食性で昆虫なども食べるそうです。

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アシハラガニ、この角度で見ると目の下のぶつぶつと甲羅の縁取りのトゲ?が目立ちます。

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右側の脚が1本もないカニ、え?とよく見ようとしたらサッと逃げていきました。

何かに襲われ、脚を切って逃げたのでしょうか。

1,2本足がないのはよく見かけますが、片側まったくないのははじめて見ました。

このまま脱皮まで生き延びたら、またハサミも脚も再生するそうです。

甲羅が1センチくらいの小さいカニでしたが、それまで生き延びてほしいものです。

ユビアカベンケイガニのようです。

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護岸に巣穴を掘っているベンケイガニ。

いまではこんな土の護岸はほんとに少なくなりました。

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2008年10月 7日 (火)

やっと確認、シオマネキのメス・10月5日

去年から探していたシオマネキのメスをやっと確認することが出来ました。

10月5日は、今にも雨が降り出しそうなお天気でしたが、護岸にアカテガニ、ベンケイガニ、クロベンケイガニが出て動き回っていたので、今日はカニ日和だと、シオマネキを見に行きました。

そしたら、当たり、これまで見つけられずにいたシオマネキのメスがいました。

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う~ん、今までどこに隠れていたのよ。気をもませて。

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シオマネキのメス前から。

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シオマネキのメス、横から。ボリュームがあります。

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シオマネキのメス、後ろ。

4,5mはなれたところから、動いてくれるのを待って写しました。

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シオマネキのオス。やっぱり貫禄あります、干潟の王様です。

結局、シオマネキのメス2個体とオス2個体を確認し、これでなんとか繁殖できるなと安心しました。

気温が低くなると活動しなくなるので、その前に確認できてよかったです。

このエリアでハクセンシオマネキは100個体以上いるが、シオマネキはたったの4個体。

来年はもっと増えてくれますように。

がんばれシオマネキ。

環境省 絶滅危惧Ⅱ類(VU)、福岡県 絶滅危惧

ヨシ原を大事にしないといけません。

彼らの住めるヨシ原が少なすぎるのです。

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2008年10月 3日 (金)

マメコブシガニ

マメコブシガニ、ご存知ですか。

横歩きせずに、前に歩きます。ちょっと変わったカニです。

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砂浜を探してもいません、浅い水の中にいて、潮が満ちてくるときによく見かけます。

甲羅の大きさは直径2センチくらいまで、盛り上ったがさつく甲羅をしています。

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小さい目がかわいい。こうやって見ていると、「ニューヨーク東8番街の奇跡」に出てくるかわいいUFOを思い出しました。似てません?

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オスのお腹

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メスのお腹

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2匹いるのがわかりますか。

手前のカニを捕まえようとしましたが、小石の間に挟まって丸い甲羅は手がすべるし、でダメでした。

来年はオスがメスをかかえてガードしているところを見てみたいです。

7月撮影

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2008年10月 2日 (木)

とてんうまか「栗だんご」の作り方

9月中旬に実家へ行ったとき、親戚から栗だんごをいただきました。

82歳のおばあちゃんが作られる栗だんごは、栗生産農家らしい、栗を贅沢に使った栗だんごで「とてんうまか(とってもおいしい)」と評判です。

毎年おばあちゃんの栗だんごを食べると、「秋が来た~」と実感します。

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素朴なだんごですが、餡は栗100%、1つに4、5個分くらいの栗が入っています、かたまりの栗が歯ごたえがあってうれしいのです。

栗の甘みと皮の塩味がなんともいえない味わいです。栗をつぶしたり、漉したりしていないので、栗そのものの美味しさが生きています。実にいい塩梅なのです。

おばあちゃんのつくっておられるレシピ(画像)を見たのですが、分からないので、とうとう直接おばあちゃんに電話してひけつを聞きました。

栗を送るから作ってみたら、作って見んとわからんよ、と栗をたくさん送っていただきました。

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つやつや栗、早速皮を剥きます。栗を剥くのは大変です。鬼皮と渋皮を剥きます。

新鮮なうちに皮をむいて冷凍しようとがんばりましたが、腕や手が痛くなりました。

おばあちゃんは、栗のシーズンは毎日一日中せっせと剥いておられるとか。

おばあちゃん、強いなー。

さあ準備が出来ました。

粉の割合や塩など目分量、適当にということでしたが、一応作った分量を書きます。

1、むき栗をゆでる。沸騰したらゆで汁を捨てる。

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2、もう一度水をいれてゆでる。

栗が煮えたらゆで汁を捨てる。

 むき栗1㌔について、砂糖200gくらいと塩小さじ1/2を混ぜながら、水分をとばす。

 このとき、栗をつぶさない。

 (白砂糖がなかったので、きびあじを使用。)

Pa020003 3、栗をあんこに握る。

 温かいうちに俵型にまとめる。

 両手でギュッと、おにぎりを握るように力を入れて握る。

 (1個分60gくらいの大きさでしたが、やや大きめだったか。)

 右下が栗1個、左上は皮で包んだもの。

(冷めるとポロポロして固まりません。1回目はこれで失敗、栗2個入りの小さい団子を作りました。今回は薄い手袋をして、熱いうちから握りました。)

なかなかおばあちゃんのように、整った形が出来ません。栗をつぶしてしまいそうで、力の加減が難しいです。

残った栗あんは冷凍しました。

4、皮を作る。薄力粉200gと団子粉50g、塩小さじ1/2をよく混ぜ、水を少しずつ入れながら、耳たぶくらいの硬さにこねる。濡れぶきんをかけてしばらく寝かせておく。(栗をゆでているときにこねておくとよい。)

小麦粉だけでは皮が硬くなるので、団子粉を目分量で少し混ぜるそうです。

Pa020005_3 5、あんを皮で包み、全体を整える。

 皮はよく伸びるがあんまり薄くしない。ゆでるので、破れなどないようにする。

写真のようにくっつけておくと、皮がくっつくので離しておく。(こんなことするのは、私くらいかな)

上の皮の分量で14個出来ました。

結構大きめです。

Pa020008 6、沸騰した湯で団子をゆでる。

 なべ底にふきんを敷くとくっつかない。

 皮に火が通ればよい。

Pa020011

出来上がり。

かなり大きめで、たっぷり栗を食べたという満足感があります。

おばあちゃんありがとう。贅沢させてもらいました。

ラップでくるむと扱いやすいし、皮が乾燥しない。

冷凍しておくと、いつでも温めて食べられます。

時には朝ごはんにも。

おばあちゃん直伝の「とてんうまか栗だんご」、名人のおばあちゃんのようにはいきませんが、まあまあでした。

でも、新鮮な栗をその日のうちに剥いてつくられた、年季の入った味にはやっぱりかないません。

なにげなく作っておられるけれど、作ってみると大変さが分かります。

母は栗もらうより、団子をもらったがいいと常々いっていましたが、ホントにそのとおりです。

おばあちゃん、いつまでもお元気で栗だんごを作ってくださいね。

 

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